重荷を背負う者に与えられる神の言葉
(出エジプト記 4:10-13)
モーセは主に言った。「ああ、主よ。以前から、また、あなたが僕に語られてからでさえ、私は雄弁ではありません。私は本当に口の重い者、舌の重い者です。」
そこで主は彼に言われた。「誰が人に口を与えたのか。また、誰が口を利けなくし、耳を聞こえなくし、目を見えるようにし、見えないようにするのか。主なる私ではないか。
だから行きなさい。私があなたの口と共にあり、あなたに語るべきことを教えよう。」
しかしモーセは言った。「ああ、主よ。どうか他の人をお遣わしください。」
(出エジプト記 4:10-13)『聖書 聖書協会共同訳』より引用
モーセは主に向かって言いました。「ああ、主よ。私は雄弁ではありません。口が重く、舌が重い者です。」主に呼ばれた時、彼は不安と恐れを抱え、使命に対する自信を失っていました。しかし、神はモーセに答えます。「誰が人に口を与えたのか。また、誰が口を利けなくし、耳を聞こえなくし、目を見えるようにし、見えないようにするのか。主なる私ではないか。」神は私たちの弱さを理解し、それを受け入れるように促します。どのような状況にあっても、主が共にいて導かれることを認識することが、私たちの信仰の強さとなるのです。
モーセは依然として恐れを抱き、「どうか他の人をお遣わしください」と願います。この言葉は、多くの人が直面する葛藤を表しています。私たちも、自分の限界を感じるときがあります。しかし、神は私たち一人ひとりに対して、特別な計画を持っておられるのです。彼の言葉が私たちの心に響くとき、私たちは恐れを乗り越え、希望を持って前進することができます。
神の言葉は常に私たちに力を与え、励ましを与えてくれます。「行きなさい。私があなたの口と共にあり、あなたに語るべきことを教えよう。」この約束を心に刻み、神と共に歩んで行きましょう。私たちの重荷は神に委ね、彼の導きに従う時、真の自由と平安を得ることができるのです。