神のしるし-力ある勇士ギデオンと主の約束
(士師記 6:11-18)
さて、主の使いがやって来て、オフラにあるテレビンの木の下に座った。それはアビエゼル人ヨアシュのものであった。ヨアシュの子ギデオンは、ミデヤン人の目を避けるため、搾り場で小麦を打っていた。
主の使いは彼に会うと、「力ある勇士よ、主はあなたと共におられます」と言った。
ギデオンは答えた。「お言葉ですが、わが主よ。主が私たちと共におられるのでしたら、なぜこのようなことが私たちに降りかかったのですか。先祖が『主は私たちをエジプトから導き上られたではないか』と言って、私たちに語り聞かせたあの驚くべき業は一体どこにあるのですか。今や、主は私たちを見捨て、ミデヤン人の手に渡してしまわれました。」
すると、主は彼の方を向いて言われた。「行きなさい。あなたは持っている力を尽くして、イスラエルをミデヤン人の手から救うのだ。あなたを遣わすのはこの私だ。」
ギデオンは言った。「お言葉ですが、わが主よ。どのようにして私はイスラエルを救うのでしょう。私の氏族はマナセの中で最も弱く、私は家族の中でいちばん若いのです。」
主は言われた。「私はあなたと共にいる。だからあなたは、一人残らずミデヤン人を打ち倒すことができる。」
ギデオンは言った。「もし御目に適いますなら、私と話しておられるのがあなたであるというしるしをお見せください。
私は供え物を取って来て御前に供えますので、戻って来るまで、どうかここから離れないでください。」主は、「あなたが戻って来るまでここにいよう」と言われた。
(士師記 6:11-18) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
主は私たちに力を授け、道を示してくださいました。「力ある勇士よ、主はあなたと共におられます」という言葉は、私たちの心に希望と勇気を与えます。しかし、信仰を持つ者であっても、不安や疑念が湧くことがあるのは、ギデオンの姿に見られる通りです。ギデオンは、自らの弱さを認識し、「私の氏族はマナセの中で最も弱く、私は家族の中でいちばん若いのです」と語りました。このように、自分に自信が持てない時、私たちも同じ感情を抱くことがあるでしょう。
さらに、ギデオンは神に「しるし」を求めました。これに対し、主は「あなたが戻って来るまでここにいよう」と応じられたのです。神は、私たちの疑念を理解し、特別なしるしを通じて私たちを励まし、導いてくださいます。私たちもまた、祈りの中で神の約束を確認し、信仰の試練を乗り越える力を得ることができるのです。
この物語から学ぶべき大切なことは、逆境にある時でも、主が常に私たちと共にいるということです。私たちの弱さや不安を乗り越えるために、神は力を与えてくださいます。聖書に記された通り、「私はあなたと共にいる」との言葉を心に留め、勇気を持って前進していきましょう。神のしるしを信じ、私たち一人ひとりが力強い信仰者として生きることができますように。