愛のおきて:赦しと愛の深さ
(ルカによる福音書 7:44-50)
そして、女の方を振り向いて、シモンに言われた。「この人を見ないか。私があなたの家に入ったとき、あなたは足を洗う水をくれなかったが、この人は涙で私の足をぬらし、髪の毛で拭ってくれた。
あなたは私に接吻してくれなかったが、この人は私が入ったときから、私の足に接吻してやまなかった。
あなたは頭に油を塗ってくれなかったが、この人は足に香油を塗ってくれた。
だから、言っておく。この人が多くの罪を赦されたことは、私に示した愛の大きさで分かる。赦されることの少ない者は、愛することも少ない。」
そして、イエスは女に、「あなたの罪は赦された」と言われた。
同席の人たちは、「罪まで赦すこの人は、一体何者だろう」と考え始めた。
イエスは女に言われた。「あなたの信仰があなたを救った。安心して行きなさい。」
(ルカによる福音書 7:44-50) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
ルカによる福音書のこの場面では、イエスが許しと愛の重要性を教えています。ここでの女性は、社会的には罪深い存在とされていましたが、彼女はイエスに対して深い敬意と愛情を示しました。彼女は涙でイエスの足を洗い、髪の毛で拭い、香油を塗るという行為を通じて、彼女の心の中にある感謝と愛を表現しました。
シモンの家に招かれた際、彼はイエスに対して何の敬意も示しませんでした。しかし、この女性は彼女の過去の罪や恥をすべて受け入れ、イエスの許しを求めました。イエスは彼女に「あなたの罪は赦された」と言い、彼女の信仰が彼女を救ったことを強調しました。ここに愛のおきてが示されています。愛すること、赦すことは、私たちの信仰の本質に関わる事柄です。
私たちの生活の中でも、他者を赦すことや愛を示すことが求められています。この女性の行動は、私たちに深い教訓を与えています。自分の罪を認めること、そして他者に対する愛や感謝の気持ちを行動で表すことが、真の信仰者としての歩みにつながるのです。
私たちもまた、日々の生活の中で愛を実践し、神からの恵みを他者に伝えていきたいと願います。それは、単に行動だけでなく、心から湧き出るものであるべきです。イエスが私たちに示す愛の深さを思い起こし、私たちもその愛を他者と分かち合うことができるように祈りましょう。このメッセージは、私たちの信仰生活において大切なことを思い起こさせてくれます。