身を献げる信仰-アブラハムの選択の教え
(創世記 22:4-8)
三日目になって、アブラハムが目を上げると、遠くにその場所が見えた。
アブラハムは従者に言った。「ろばと一緒にここにいなさい。私と子どもはあそこまで行き、礼拝をしてまた戻って来る。」
アブラハムは焼き尽くすいけにえに用いる薪を取って、息子イサクに背負わせ、自分は火と刃物を手に持った。こうして二人は一緒に歩いて行った。
イサクが父のアブラハムに、「お父さん」と呼びかけると、彼は、「息子よ、何か」と答えた。そこでイサクは、「火と薪はここにありますが、焼き尽くすいけにえにする小羊はどこですか」と尋ねた。
するとアブラハムは、「息子よ、焼き尽くすいけにえの小羊は神ご自身が備えてくださる」と答え、二人はさらに続けて一緒に歩いて行った。
(創世記 22:4-8) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
アブラハムは、神からの命令に対し、全幅の信頼を持って従いました。彼は三日目に目を上げ、遠くに約束の地を見ました。その地点で、彼は従者に言いました。「ろばと一緒にここにいなさい。私と息子はあそこに行って、礼拝をし、また戻って来る。」彼の言葉には、神への絶対的な信頼が垣間見えます。
息子のイサクが、自らの父に問いかけます。「お父さん、焼き尽くすいけにえの小羊はどこですか?」アブラハムは静かに「息子よ、神が備えてくださる」と応えました。この瞬間、アブラハムは信仰の深さを示しています。彼の心には、神が何を計画しているのか、どのように導いてくださるのかが、確信として宿っていました。
私たちも、日々の生活において神の導きを求めつつ、献身的に生きることの重要性を思い知らされます。神が私たちに必要なものを与えてくださるという信頼を持ち続けること、そして、どのような試練に直面してもその信仰を貫き通すことが求められています。このアブラハムの物語は、私たちの内に宿る信仰を再確認させ、献身の意義を教えてくれる貴重な聖句です。