新しくされる-ヤコブの神との格闘からの示唆
(創世記 32:23-29 [32:22-28])
だが彼は夜中に起きて、二人の妻、二人の召し使いの女、それに十一人の子どもを引き連れ、ヤボクの渡しを渡って行った。
ヤコブは彼らを引き連れ、川を渡らせ、自分の持ち物も一緒に運ばせたが、
ヤコブは一人、後に残った。すると、ある男が夜明けまで彼と格闘した。
ところが、その男は勝てないと見るや、彼の股関節に一撃を与えた。ヤコブの股関節はそのせいで、格闘をしているうちに外れてしまった。
男は、「放してくれ。夜が明けてしまう」と叫んだが、ヤコブは、「いいえ、祝福してくださるまでは放しません」と言った。
男が、「あなたの名前は何と言うのか」と尋ねるので、彼が、「ヤコブです」と答えると、
男は言った。「あなたの名はもはやヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる。あなたは神と闘い、人々と闘って勝ったからだ。」
(創世記 32:23-29 [32:22-28]) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
聖書の中で、ヤコブが神と格闘する姿は、私たちに深い示唆を与えています。彼は恐れや不安を抱えながらも、一人で神に挑みました。この夜の格闘は、単なる肉体的な戦いではなく、自己との葛藤でもありました。私たちも、時に神に対して疑問や葛藤を持つことがありますが、ヤコブが示したように、そのままの自分で神と向き合うことは非常に重要です。
「あなたの名はもはやヤコブではなく、これからはイスラエルと呼ばれる」と神が宣告したその瞬間、ヤコブは新たなアイデンティティを与えられました。彼の人生の中で大きな転機を迎えたのです。このように、神との出会いは私たちに新しい名前をもたらし、新たな道を示唆します。
私たちも自分の葛藤を通じて、神を求め、固い決意を持って祝福を求め続けるべきです。ヤコブが言ったように、「いいえ、祝福してくださるまでは放しません」という姿勢が、私たちに求められています。この言葉は、私たちの信仰の強さを示し、神との関係の深さを象徴しています。私たちも、困難を乗り越え、神の祝福を得るために粘り強く願い求めましょう。
神は私たちを新しくされることを約束されています。どんな状況にあっても、信じ続ければ、変革の時がやってくるのです。神に向き合い、賜物を受け取る準備を整えつつ、私たちも新しい名を与えられるように願い求めましょう。