神への問いかけと信仰の確信~詩編10:1-15を通して~
(詩編 10:1-15)
主よ、なぜあなたは遠く立ち
苦難の時に身を隠されるのですか。
悪しき者は高ぶり
苦しむ人を追い回している。
彼らが、自らの謀に陥りますように。
悪しき者は自らの野望を誇り
貪欲な者は主をたたえながらも侮っている。
悪しき者は鼻高々で神を尋ね求めず
「神などいない」と
あらゆる謀をたくらむ。
その道は常に栄え
あなたの裁きは彼からは高く離れてある。
彼は敵対する者すべてを吹き倒す。
彼は心の中で言う。
「私は代々に揺らぐことなく
災いに遭うはずがない」と。
彼の口は呪い、欺き、暴虐に満ち
その舌からは害毒と悪事。
村外れで待ち伏せし
物陰で無実の人を殺す。
彼は不幸な人に目をつけ
茂みに潜む獅子のように物陰で待ち伏せる。
苦しむ人を捕らえるために待ち伏せる。
苦しむ人を網にかけて捕らえ、引いて行く。
彼は打ち砕いては身をかがめる。
その暴力で不幸な人たちは倒れる。
彼は心の中で言う。
「神は忘れているのだ。
顔を隠し、永遠に見るまい」と。
主よ、立ち上がってください。
神よ、御手を上げてください。
苦しむ人を忘れないでください。
なぜ悪しき者は神を侮り
「神はとがめなどしない」と心の中で言うのか。
あなたは苦しみと悩みを御覧になり
御手によって救おうと顧みてくださる。
不幸な人はあなたに身を委ね
あなたはみなしごの助け手となられた。
悪しき者と悪の腕を折り
悪事を一つ残らず問いただしてください。
(詩編 10:1-15) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
主よ、なぜあなたは遠く立ち上がり、苦難の時には身を隠されるのですか。悪しき者は高ぶり、苦しむ人を追い回しています。彼らの悪行が自らの謀に陥ることを願うことが、私たちの心に起こるのです。彼らは自らの野望を誇り、主をたたえながらも侮っています。悪しき者は、神を探し求めず、「神などいない」と言い放ちながら、あらゆる謀を巡らしています。その栄華は私たちの目には、常に栄えているように映りますが、あなたの裁きは彼から遠く離れています。
彼は敵対する者をすべて吹き飛ばすような力を振るい、その心の中では、栄え続けることを誓っているかのようです。彼の口には呪い、欺き、暴虐が満ち、物陰で無実の人を殺すのです。また、彼は不幸な人々に目を向け、獅子のように待ち伏せることで、彼らを捕らえようとします。そこで、彼は苦しむ人を踏みつけるのです。
しかし、主よ、私たちはあなたに求めます。立ち上がってください。あなたの御手を上げ、私たちを救ってください。悪しき者が「神はとがめない」と思うのは愚かなことです。あなたは苦しみと悩みを顧み、私たちを助けてくださるからです。不幸な人はあなたに身を委ね、あなたはみなしごの助け手となってくださいます。そのため、私たちが苦しむ時も、あなたを忘れることはありません。神よ、どうか悪しき者の腕を折り、悪事を問いただしてください。私たちの信仰があなたに向かって強められますように。私たちはあなたの約束を握りしめて、希望を持ち続けるのです。