助け合いの精神を持つエステルの教え
(エステル記 8:3-6)
エステルは再び王の前で語り、その足元にひれ伏し、アガグ人ハマンの悪事、および彼がユダヤ人に対してたくらんだ計画を取り除いてほしいと、涙を流して王に憐れみを乞うた。
王が金の笏を差し伸べたので、エステルは身を起こし、王の前に立った。
彼女は言った。「もし王様が良しとされ、私が王様のご好意を得、このことが王様の前にふさわしいと思われ、そして私が王様の目に適うならば、アガグ人ハメダタの子ハマンが王様のすべての州にいるユダヤ人を滅ぼそうとたくらんで書き送った文書を撤回すると書かせてください。
どうして私は、私の民に降りかかる災いを黙って見ていることができましょうか。どうして私の同族が滅びるのを黙って見ていることができましょうか。」
(エステル記 8:3-6) 『聖書 聖書協会共同訳』より引用
エステル記において、エステルが直面した困難は私たちの心に深く響きます。彼女は勇気を持って王の前に現れ、ユダヤ人に対する危機を訴えました。彼女の言葉の中には、私たちが共に支え合うべき理由が込められています。「どうして私は、私の民に降りかかる災いを黙って見ていることができましょうか。」と彼女は告げました。この問いは、個々の存在が互いに影響を与え合う関係にあることを示しています。
私たちもまた、自分だけの幸せを追求するのではなく、他者のために行動することこそが本当の助け合いであることを忘れてはなりません。困難な時こそ、仲間のために手を差し伸べることが必要です。エステルの行動は、教訓となり、勇気を与えてくれる名言です。
私たちは時に、自身の恐れに縛られ、他者の痛みに目を背けがちです。しかし、エステルのように立ち上がり、自らの声を上げることが求められています。主もまた私たちに、助け合う心を与えてくださり、共にある力を信じさせてくださいます。「あなたの兄弟や姉妹のために、あなたが何ができるかを考え、行動に移しなさい」との道筋を示しています。
このエステルの物語は、私たちが他者と共に歩む大切さを教え、共同体での愛と連帯を深める重要性を思い起こさせてくれます。私たちは互いに支え合い、共に生きることを心に留めるべきです。勇気を持ち、互いに助け合う心で道を歩んでいきましょう。