そこで、私は、最も優れた道をあなたがたに示しましょう。

たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、

そこで、私は、最も優れた道をあなたがたに示しましょう。 たとえ、人々の異言、天使たちの異言を語ろうとも、愛がなければ、私は騒がしいどら、やかましいシンバル。 たとえ私が、預言する力を持ち、あらゆる秘義とあらゆる知識に通じていても、また、山を移すほどの信仰を持っていても、愛がなければ、無に等しい。 また、全財産を人に分け与えても、焼かれるためにわが身を引き渡しても、愛がなければ、私には何の益もない。 愛は忍耐強い。愛は情け深い。妬まない。愛は自慢せず、高ぶらない。 礼を失せず、自分の利益を求めず、怒らず、悪をたくらまない。 不正を喜ばず、真理を共に喜ぶ。 すべてを忍び、すべてを信じ、すべてを望み、すべてに耐える。 愛は決して滅びません。しかし、預言は廃れ、異言はやみ、知識も廃れます。 私たちの知識は一部分であり、預言も一部分だからです。 完全なものが来たときには、部分的なものは廃れます。 幼子だったとき、私は幼子のように話し、幼子のように思い、幼子のように考えていました。大人になったとき、幼子のような在り方はやめました。 私たちは、今は、鏡におぼろに映ったものを見ていますが、その時には、顔と顔とを合わせて見ることになります。私は、今は一部分しか知りませんが、その時には、私が神にはっきり知られているように、はっきり知ることになります。 それゆえ、信仰と、希望と、愛、この三つは、いつまでも残ります。その中で最も大いなるものは、愛です。

一同がほかの弟子たちのところに来てみると、彼らは大勢の群衆に取り囲まれて、律法学者たちと議論していた。

群衆は皆、イエ

一同がほかの弟子たちのところに来てみると、彼らは大勢の群衆に取り囲まれて、律法学者たちと議論していた。 群衆は皆、イエスを見つけて非常に驚き、駆け寄って来て挨拶した。 イエスが、「何を議論しているのか」とお尋ねになると、 群衆の一人が答えた。「先生、息子をおそばに連れて参りました。この子は霊に取りつかれて、ものが言えません。 霊がこの子を襲うと、所構わず引き倒すのです。すると、この子は泡を吹き、歯ぎしりをして体をこわばらせてしまいます。この霊を追い出してくださるようにお弟子たちに申しましたが、できませんでした。」 イエスはお答えになった。「なんと不信仰な時代なのか。いつまで私はあなたがたと共にいられようか。いつまで、あなたがたに我慢しなければならないのか。その子を私のところに連れて来なさい。」 人々はその子をイエスのところに連れて来た。霊は、イエスを見ると、すぐにその子に痙攣を起こさせた。その子は地面に倒れ、泡を吹きながら転げ回った。 イエスは父親に、「いつからこうなったのか」とお尋ねになった。父親は言った。「幼い時からです。 霊は息子を滅ぼそうとして、何度も息子を火の中や水の中に投げ込みました。もしできますなら、私どもを憐れんでお助けください。」 イエスは言われた。「『もしできるなら』と言うのか。信じる者には何でもできる。」 その子の父親はすぐに叫んだ。「信じます。信仰のない私をお助けください。」 イエスは、群衆が走り寄って来るのを見ると、汚れた霊をお叱りになった。「ものを言わせず、耳も聞こえさせない霊。私の命令だ。この子から出て行け。二度と入って来るな。」 すると、霊は叫び声を上げ、ひどく痙攣を起こさせて出て行った。その子は死人のようになったので、多くの者が、「死んでしまった」と言った。 しかし、イエスが手を取って起こされると、立ち上がった。 イエスが家に入られると、弟子たちはひそかに、「なぜ、私たちはあの霊を追い出せなかったのでしょうか」と尋ねた。 イエスは、「この種のものは、祈りによらなければ追い出すことはできないのだ」と言われた。

翌日、一同が山を下りると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。

すると、群衆の中から一人の男が叫んだ。「先生、どうか息子を見

翌日、一同が山を下りると、大勢の群衆がイエスを出迎えた。 すると、群衆の中から一人の男が叫んだ。「先生、どうか息子を見てやってください。一人息子です。 御覧ください。霊が取りつくと、この子は突然叫び出します。霊がこの子に痙攣を起こさせて泡を吹かせ、さんざん打ちのめして、なかなか離れません。 お弟子たちに、この霊を追い出してくださるように頼みましたが、できませんでした。」 イエスはお答えになった。「なんと不信仰で、ゆがんだ時代なのか。いつまで私は、あなたがたと共にいて、あなたがたに我慢しなければならないのか。あなたの息子をここに連れて来なさい。」 その子が来る途中でも、悪霊は投げ倒し、痙攣を起こさせた。イエスは汚れた霊を叱り、子どもを癒やして父親にお返しになった。 人々は皆、神の偉大さに心を打たれた。 「この言葉を耳に収めておきなさい。人の子は人々の手に渡されようとしている。」 弟子たちはその言葉が分からなかった。彼らには隠されていて、理解することができなかったのである。彼らは、怖くてその言葉について尋ねられなかった。 弟子たちの間で、自分たちのうち誰がいちばん偉いかという議論が起きた。 イエスは彼らの心の内を見抜き、一人の子どもを引き寄せ、ご自分のそばに立たせて、

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