そこで、彼らは日を決めて、大勢でパウロの宿舎にやって来た。パウロは、朝から晩まで説明を続けた。神の国について力強く証しし、モーセの律法や預言者の書を引用して、イエスについて説得しようとしたのである。
ある者は話を聞いて納得したが、他の者は信じようとはしなかった。
互いの意見が一致しないまま、彼らが立ち去ろうとしたとき、パウロは一言、次のように言った。「聖霊が預言者イザヤを通してあなたがたの先祖に語られたことは、まさにそのとおりでした。
『この民のところへ行って告げなさい。
あなたがたは聞くには聞くが、決して悟らず
見るには見るが、決して認めない。
この民の心は鈍り
耳は遠くなり
目は閉じている。
目で見ず、耳で聞かず
心で悟らず、立ち帰って
私に癒やされることのないためである。』
だから、このことを知っていただきたい。この神の救いは異邦人に向けられました。彼らこそ、これに聞き従うのです。」✝
★底本に節が欠けている箇所の異本による訳文 パウロがこのように語ると、ユダヤ人たちは大いに論じ合いながら帰って行った。
パウロは、自費で借りた家に丸二年間住んで、訪問する者は誰彼となく歓迎し、
全く自由に何の妨げもなく、神の国を宣べ伝え、主イエス・キリストについて教え続けた。