真夜中に『そら、花婿だ。迎えに出よ』と叫ぶ声がした。
そこで、おとめたちは皆起きて、それぞれの灯を整えた。
愚かなおとめたちは、賢いおとめたちに言った。『油を分けてください。私たちの灯は消えそうです。』
賢いおとめたちは答えた。『分けてあげるにはとても足りません。それより、店に行って、自分の分を買って来なさい。』
愚かなおとめたちが買いに行っている間に、花婿が着いた。用意のできている五人は、花婿と一緒に祝宴の間に入り、戸が閉められた。
その後で、ほかのおとめたちも来て、『ご主人様、ご主人様、開けてください』と言った。
しかし主人は、『よく言っておく。私はお前たちを知らない』と答えた。
だから、目を覚ましていなさい。あなたがたはその日、その時を知らないのだから。」