そこで、パウロは立ち上がり、手で人々を制して言った。「イスラエルの人たち、ならびに神を畏れる方々、聞いてください。

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そこで、パウロは立ち上がり、手で人々を制して言った。「イスラエルの人たち、ならびに神を畏れる方々、聞いてください。 イスラエルの民の神は、私たちの先祖を選び出し、民がエジプトの地に寄留している間に、これを強大なものとし、高く上げた御腕をもってそこから導き出してくださいました。 神はおよそ四十年の間、荒れ野で彼らの行いを耐え忍び、 カナンの地では七つの民族を滅ぼし、その土地を彼らに相続させてくださったのです。 これは、約四百五十年にわたることでした。その後、神は預言者サムエルの時代まで、士師たちを任命なさいました。 後に人々が王を求めたので、神は四十年の間、ベニヤミン族の者で、キシュの子サウルをお与えになりました。 それから、サウルを退けてダビデを王の位に就け、彼について次のように宣言なさいました。『私はエッサイの子ダビデを見いだした。彼は私の心に適う者で、私の思うところをすべて行う。』 神は約束に従って、このダビデの子孫から、イスラエルに救い主イエスを送ってくださったのです。 ヨハネは、イエスが来られる前に、イスラエルの民全体に悔い改めの洗礼(バプテスマ)を宣べ伝えました。 その生涯を終えようとするとき、ヨハネはこう言いました。『私を何者だと思っているのか。私はその方ではない。その方は私の後から来られるが、私はその足の履物をお脱がせする値打ちもない。』 兄弟たち、アブラハムの子孫の方々、ならびにあなたがたの中で神を畏れる方々、この救いの言葉は私たちに送られました。 エルサレムに住む人々やその指導者たちは、イエスを認めず、また、安息日ごとに読まれる預言者の言葉を、イエスを裁くことによって実現させたのです。 そして、死刑に当たる理由は何も見いだせなかったのに、イエスを殺すようにピラトに求めました。 こうして、イエスについて書いてあることがすべて実現した後、人々はイエスを木から降ろし、墓に葬りました。 しかし、神はイエスを死者の中から復活させてくださったのです。 このイエスは、ご自分と一緒にガリラヤからエルサレムに上った人々に、幾日にもわたって姿を現されました。その人たちは今、民に対してイエスの証人となっています。 私たちも、先祖に与えられた約束の福音をあなたがたに告げ知らせています。 つまり、神はイエスを復活させて、私たち子孫のためにその約束を果たしてくださったのです。それは詩編第二編にも、 『あなたは私の子 私は今日、あなたを生んだ』と書いてあるとおりです。 また、神がイエスを死者の中から復活させ、もはや朽ち果てることがないようになさったことについては、 『私は、ダビデに約束した 確かな聖なるものをあなたがたに与える』と言われています。 ですから、ほかの箇所にも、 『あなたは、あなたの聖なる者を朽ち果てさせない』と言われています。 ダビデは、彼の時代に神の計画に仕えた後、眠りに就いて先祖の列に加えられ、朽ち果てました。 しかし、神が復活させたこの方は、朽ち果てることがなかったのです。 だから、兄弟たち、この方による罪の赦しが告げ知らされたことを知っていただきたい。そして、モーセの律法では義とされえなかったあらゆることから解放され、 信じる者は皆、この方によって義とされるのです。 ですから、預言者の書に言われていることが起こらないように、気をつけなさい。 『見よ、侮る者たち、驚け、滅び去れ。 私は、あなたがたの時代に一つの業を行う。 人が詳しく説明しても あなたがたには到底信じられない業を。』」 パウロとバルナバが会堂を出るとき、人々は次の安息日にも同じことを話してくれるようにと頼んだ。 集会が終わってからも、多くのユダヤ人と神を崇める改宗者とが付いて来たので、二人は彼らと語り合い、神の恵みの下に生き続けるように勧めた。

ソロモンが、主の神殿と王宮、および造りたいと思っていたものすべてを建て終えたとき、

主は、ギブオンで現れたときのように

ソロモンが、主の神殿と王宮、および造りたいと思っていたものすべてを建て終えたとき、 主は、ギブオンで現れたときのように、再びソロモンに現れた。 主は言われた。「私は、あなたが乞い求めた祈りと願いを聞いた。私は、あなたが建てたこの神殿を聖別し、そこに私の名をとこしえに置く。私の目、私の心はいつもそこにある。 あなたがもし、父ダビデが歩んだように、誠実な心で正しく私の前を歩み、命じられたことをすべて行い、掟と法を守るなら、 私はイスラエルのあなたの王座をとこしえに確かなものとする。あなたの父ダビデに、『イスラエルの王座に着く者が絶えることはない』と約束したとおりである。 もしあなたがたとその子孫が、私に背を向けて離れ去ってしまい、私が与えた戒めと掟を守らず、他の神々のもとに行って、これに仕え、これにひれ伏すなら、 私が与えたこの土地からイスラエルを絶ち、私がその名のために聖別した神殿を、私の前から捨て去る。こうしてイスラエルはすべての民の中で、物笑いの種となり、嘲りの的となるだろう。 この神殿は廃虚になり、そばを通る人は皆、驚いて口笛を鳴らして言うであろう。『主はなぜ、この地とこの神殿に、このようなことをされたのか。』 すると人々は答えるであろう。『それは彼らが、先祖をエジプトの地から導き出した彼らの神、主を捨て、他の神々にすがってこれにひれ伏し、仕えたからだ。それゆえ、主は彼らにこのあらゆる災いをもたらされたのだ。』」

今、私の僕ダビデに告げなさい。『万軍の主はこう言われる。牧場で羊の群れの後ろにいたあなたを取って、私の民イスラエルの指導

今、私の僕ダビデに告げなさい。『万軍の主はこう言われる。牧場で羊の群れの後ろにいたあなたを取って、私の民イスラエルの指導者としたのは私だ。 あなたがどこに行こうと、私は共にいて、あなたの前から敵をことごとく絶ち、地上の大いなる者の名に等しい名をあなたのものとする。 私の民イスラエルには一つの所を定め、そこに彼らを植える。彼らは敵に代わって根を下ろし、もはや恐れおののくことはない。初めの頃のように、不正を働く者が民を苦しめることはもうない。 昔、私の民イスラエルの上に士師を立てた頃のように、私はあなたの敵をことごとく退け、あなたに休息を与える。主は告げられる。主があなたのために家を興す。 あなたが生涯を終え、先祖と共に眠るとき、あなたの末裔、あなたの身から出る者を後に立たせ、その王国を揺るぎないものとする。 その者が私の名のために家を建て、私は彼の王国の王座をとこしえに堅く据える。 私は彼の父となり、彼は私の子となる。彼が過ちを犯すときは、私は人の杖、人の子らの鞭をもって彼を懲らしめよう。 私はあなたの前からサウルを退けたが、サウルから取り去ったように、その者から慈しみを取り去ることはしない。 あなたの家とあなたの王国は、あなたの前にとこしえに続く。あなたの王座はとこしえに堅く据えられる。』」

それでは、信じたことのない方を、どうして呼び求めることができるでしょう。聞いたことのない方を、どうして信じることができる

それでは、信じたことのない方を、どうして呼び求めることができるでしょう。聞いたことのない方を、どうして信じることができるでしょう。宣べ伝える人がいなくて、どうして聞くことができるでしょう。 遣わされないで、どうして宣べ伝えることができるでしょう。「なんと美しいことか、良い知らせを伝える者の足は」と書いてあるとおりです。 しかし、すべての人が福音に従ったのではありません。イザヤは、「主よ、誰が私たちの知らせを信じましたか」と言っています。 それゆえ、信仰は聞くことから、聞くことはキリストの言葉によって起こるのです。 それでは、尋ねよう。彼らは聞かなかったのだろうか。もちろん聞いたのです。 「その声は全地に その言葉は世界の果てにまで及んだ」のです。 それでは、尋ねよう。イスラエルは分からなかったのだろうか。このことについては、まずモーセが、 「私は、民ではない者のことで あなたがたに妬みを起こさせ 愚かな民のことで、あなたがたを怒らせる」と言っています。 イザヤも大胆に、 「私を求めない者に 私は見いだされ 私を尋ねない者に現れた」と言っています。 しかし、イスラエルについては、「私は、不従順で反抗する民に、日夜、手を差し伸べた」と言っています。

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